こどもの頃はわからなかったSMAPのかっこよさ
私がSMAPと出会ったのは99年のこと。
私はまだ小学生で、中居さん主演の「グッドニュース」っていうドラマを見たことがきっかけだった。
そのころの私はこう思ってた。
「SMAPのジャケットってなんで手抜きなの?」
Birdmanはかっこよかった。
でもウラスマとかエスマとかベストとかクリップとか、なんでこんなに適当なのかなって。かわいいし、SMAPらしくていいんだけどさ。
疑問には思ってたけど、SMAPってそういうもんだしって理屈じゃないところで納得してる部分もあった。
この認識をちょっとだけ改めたのは2002年の広告批評のSMAP特集を見たとき。
デザインとか広告とかそういったものに興味があったからじゃなくて、特集の中のSMAP出演CM一覧みたいなの目当てで買った。ちなみにこの当時で525本のCMが載ってる。すごい。しかも「ほぼ」だけど全部ではないらしい。すごい。
CM一覧以外の特集記事も読んだ。
あのデザインにはクリエイターって言われてるたくさんのイケてる大人が関わってたらしい。
たくさんのイケてる大人がまじめに会議とかして話し合って、SMAPのことをたくさん考えてあのジャケットになってたのか。
まぁデザインの良さとか専門的なことはあいかわらずよくわかんないけど、でもすごいってことは子供ながらにわかった。
「新しい地図」のあの映像、やっぱめちゃくちゃかっこいい。
デザインとか広告とかの知識があるわけじゃないから、大人になった今でも何がどうすごいとか、まぁよくわかってないんだけど。
今でも彼らのことを思ってこういったものを創ってくれるイケてる大人がついててくれてる。
本人の映像がなくても、歌声がなくても、彼らからのメッセージだってわかる。すごい。
そして最初の言葉が「逃げよう。」ってすごくない??すごい。かっこいい。
「世界に一つだけの花」のシングルが発売されたのが2003年。ナンバーワンよりオンリーワンのメッセージ性はゆとり教育がどうとか、そういったの当時の世間の流れもあって受け入れられたんだと思う。SMAPはそういうの「もってる」感じ。
マッキー(槇原敬之さん)も「SMAPが歌ったからこそより広く知られた」といった旨の発言を何度かしていると思うんだけど、SMAPってそういうとこある。かっこいい。
「逃げよう。」 のメッセージも、あとから見返したときに、「あの時代にぴったりだったよね」って思うのかも知れない。