Silver Moon

次元問わず好きなアイドルのはなししてます。「だってだって、今が最高!」

キャッシュ・オン・デリバリー、再び!

まだまだ浅い観劇経験の中でも、好きだった作品は何かと聞かれたら思い浮かぶのは2つ。そのうちの1つが「キャッシュ・オン・デリバリー」だ。

ジャニオタの私が舞台を見に行く理由って自担とか好きなジャニーズタレントが出演してるかどうかの1点のみ。だから私がこれまでに見た舞台なんてまだまだ数少なくて限られた作品数の中からの話なんだけど。

だけど2018年のふかさくの「キャッシュ・オン・デリバリー」は本当に大切な思い出で大好きな作品だと思ってる。

いつか再演することがあれば、必ず見に行きたいってずっと思ってた。

だからジュニア情報局からお知らせが来た時はほんとにうれしくて迷わず申し込んだ。

主演のお2人については、ほんとにすみませんなんだけど全く知らなかったんだけど。

でも誰であっても絶対おもしろいって思ってたし、キャストが違うこと以上に「キャッシュ・オン・デリバリー」がまた見れるってことの方がうれしかった。

初日公演、前説が終わって暗転し次に照明が着いた時には舞台上のソファにエリックが座っている。左手には受話器。そう、薬指に指輪をはめた左手で。

その姿を見ただけで、2018年10月24日に幕があがったときの、あの空気を思い出す。

なんとも言えない緊張感と、薬指の指輪を見て「うぅっ」となっているオタクの心の声が聞こえてきそうなほどの静けさ。

そこからじわじわと大きくなる笑い声。最初は少し控えめに客席が「あっこれ、こんな感じなんだ…笑っていい…よね??」と探り合いながらだったのが爆笑へと変わっていく。

当時のキャッシュオンデリバリーがなんでこんなに未だに印象に残ってて自分の中で大きな存在になってるかって、あの空気感を覚えてるからだと思う。

今回の名古屋公演の初日も、私は頭の中であの日を思い返しながら見てた。

そのせいだと思うんだけど、エリックを見ているとどうしても記憶の中のふっかのエリックが重なってしまう。

別人のはずなのに、話し方とか声のトーンとか抑揚とか、あのときのエリックそのまんまに聞こえた。

もしや寄せてる…?って思ってるしまうくらい、自分の記憶に引きずられながらずっと見てしまった。

カテコでご本人がお話するところ初めて聞いたけど、声似てるとかでもないので完全に私の思い込みなんだけど。

でも4年ぶりのキャッシュオンデリバリーはほんと変わらずおもしろくて楽しくて、この観劇後の幸せな気持ちも4年前と同じで見に来てよかった!って思った。

もともと初日のチケットしか持ってなかったけど、帰り道で翌日と最終日も見に行くことに決めた。

2日目は夜公演を見た。その日の昼公演を経て3公演目なわけだけど、もうぜんぜん違う!めちゃくちゃよくなってる!!

初日で私が勝手に自分の記憶に引きずられながら見てたエリックも、すでに違ってた。

「お前の見方の問題だろ」って言われたらほんとその通りだし、単に2回目でちょっと冷静にいったん前回のことは置いておいて見れたってことなのかも知れないけど。

福井さんのエリックだ、って思った。(関西ジャニーズジュニアとかまったく知らなくて心理的距離感が初めましてなので「さん」付でお送りします。)

あれだけふっかのエリック引きずってたのに、福井さんのエリックが存在することにも違和感がない。

お芝居をする人を評価するような立場ではないのでうまく言えないのですが、初日やってみてきっと何かを掴んだのだろうなって感じがして、そのエリックがとてもよかったんです。

3日目、名古屋公演最終日は福井さんのエリックが見たいって気持ちで会場に向かってた。

記憶の再生じゃなくて、彼のエリックに会いたくて。

名古屋での最後の公演では、最初から最後まで完全に福井さんの、彼のエリックだったと思う。

もちろんおもしろくてずっと笑ってたんだけど、新しいエリックに出会えたことに感動してちょっと泣きそうだった。

これは私がめちゃくちゃチョロいってことも大いにあるとは思うんだけど、いやでも、福井さんすごかったよねぇ。

ふかさくのキャッシュオンは私の中で大きな存在すぎて、これからも舞台を見て自分なりの好き嫌いだったりの判断をする上で基準となるのは間違いないんだけど、今回のキャッシュオンも大好きになった。

ふっかのエリックも、福井さんのエリックも同じくらい好き。

素敵な「キャッシュ・オン・デリバリー」、そしてこの見終わったあとの幸せな気分をもう一度体験させてくれてありがとう!!

またいつか、エリックとノーマンに会えますように!

 

大阪公演、もし迷ってる人がいたら絶対絶対見に行ってください!!