素敵な夢を 見させておくれ
「あの日」から、何かある度に27時間テレビの解散ドラマを見返してきた。
あのドラマの中では解散しないから、そのラストが見たくて何度も見ている。
うとうとしてたところから目が覚めて、ケータイのニュースを見て驚いた。
これは突如シリーズと呼んでもいいのだろうか。
また解散ドラマの録画を出してきて、気持ちを落ち着ける。
これまでの、いろいろな場面が頭の中を駆け巡った。
72時間ホンネテレビのラスト、ライブが始まる前に「僕たちには自分たちの歌がないから」って言われたとき。
ファンミのラストでの慎吾の「こんなに早くこんなことができるとは、思ってもみなかった。」の発言。
報道でも紹介された、平成最後のななにーでの剛の朗読でのメッセージの「よくわらかない大人の事情」と言った一節。
ななにーのホンネトークで爆笑問題がゲストに来た回で、地上波への出演がないことも話題になっていたと思う。
「テレビ局が勝手に気を使っているだけで、出られないわけじゃないんだろう」と言った旨の発言をして、3人もはっきりと否定はしなかったと思ってる。
ので、長いことオタクやってる割にお花畑な部分のある私は「これがきっかけでまたテレビでも見られるようになるかなぁ」などど能天気なことを考えていた。
3人は、私みたいなノーテンキでお花畑なオタクの夢を壊すようなこともしなかった。
そういうところが大好きなんだよ。
ほんとうのことは、わからない。
もしかしたら、3人だってほんとにそう思っててホンネだったのかも。わかんないけど。
ついこのあいだの日経エンタの新しい地図のインタビューで、「自分たちがアイドルかどうかは、ファンの人たちに委ねたい。」と言った旨の発言をしていたと思う。
きっぱりとアイドルを辞めることだってできたはずだから、私はまだまだアイドルでいて欲しいなって思ってる。
彼らが今もアイドルだとして、私みたいなオタクがしてあげられることって何だろう?
アイドルでいたいと願う人たちに対して「素敵な夢を 見させておくれ」と伝え続けるオタクの気持ちこそが、その人たちをアイドルにしてるんじゃないのかな、とか。オタクの分際で偉そうで意味わかんないんだけどさ。
アイドルとしてたくさんの人から願われる存在でありたい、と思ってくれるのなら全力でそう願い続けたい。
その気持ちが、あなたたちをアイドルにするのならば。
あのデビュー曲の一節が「素敵な夢を 見させてあげる」ではなく「見させておくれ」なのは、そんなアイドルとオタクの関係を指しているのかも知れない。いや、絶対そんなことないけど。
そしていつまでも
私を幸せにするする、君がそこにいて欲しい。